2017年1月1日日曜日

2017年 万里一空


この記事は移行されたものです。画像などが表示されない場合がります。

万里一空


独楽2017万里一空(ばんりいっくう)は、立山信仰に登場する

”おんばさま”という神様をモチーフにした演舞です。

”おんばさま”は昔、立山に登ることが出来なかった女性のための救いの神でした。

しかし、現代では立山は気軽に登れる山になってしまい、おんばまの役割はどうなってしまったんだろう?

という思いから万里一空では

「かつて崇められられた神様の葛藤と、現代の世を強く生きる姿」

を表現しています。

万里一空では小物として”おんばさま”をイメージした木の腕を左腕に着けて演舞しています。

また鳴子も”おんばさま”をイメージした木目鳴子と、現代文明をイメージした歯車鳴子を使用していました。

作曲:かずちゃP

作詞:独楽

数多の祈り溢れるこの国で、ひとは

千羽の鶴に想いを手折り、天の川へと願いを流す

未来へ届けと、鳴らす鳴子にヨリシロたちも踊り出す

万里一空どうぞお楽しみください

行く先見えぬ現世(うつしよ)に、

祈りの声もはるか遠く

ふと、歩みを止め 振り返る景色に

心、呼び起こす

懐かしい景色に 記憶かさね

瞳に色を灯す

幾年 季節を過ぎ行くとも

想いは今もここに

うつしよに、揺れる華は、いまも赤く

甦るは、君との誓い、約束の場所

願い込め、胸に刻んだ、一縷(いちる)の希望

千年先も万里の道も 光よ届け

君の歩む遥かな道の、明日を照らせ