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万里一空
独楽2017万里一空(ばんりいっくう)は、立山信仰に登場する
”おんばさま”という神様をモチーフにした演舞です。
”おんばさま”は昔、立山に登ることが出来なかった女性のための救いの神でした。
しかし、現代では立山は気軽に登れる山になってしまい、おんばまの役割はどうなってしまったんだろう?
という思いから万里一空では
「かつて崇められられた神様の葛藤と、現代の世を強く生きる姿」
を表現しています。
万里一空では小物として”おんばさま”をイメージした木の腕を左腕に着けて演舞しています。
また鳴子も”おんばさま”をイメージした木目鳴子と、現代文明をイメージした歯車鳴子を使用していました。
作曲:かずちゃP
作詞:独楽
数多の祈り溢れるこの国で、ひとは
千羽の鶴に想いを手折り、天の川へと願いを流す
未来へ届けと、鳴らす鳴子にヨリシロたちも踊り出す
万里一空どうぞお楽しみください
行く先見えぬ現世(うつしよ)に、
祈りの声もはるか遠く
ふと、歩みを止め 振り返る景色に
心、呼び起こす
懐かしい景色に 記憶かさね
瞳に色を灯す
幾年 季節を過ぎ行くとも
想いは今もここに
うつしよに、揺れる華は、いまも赤く
甦るは、君との誓い、約束の場所
願い込め、胸に刻んだ、一縷(いちる)の希望
千年先も万里の道も 光よ届け
君の歩む遥かな道の、明日を照らせ